海外で働いてみたいかも知れない【変な隣人】
海外とは縁の無い生活を送っていたが、大企業を辞め海外で働くゆさまるのブログ
今回はルームメイトの変な隣人について。
変な隣人、30半ばくらい、アイルランド出身。
僕が持っていた欧米人のイメージとは違ってかなり綺麗好き。
よく話し、穏やかな印象。訛りのせいで英語は全く聞き取れない。
「How was the day」すら聞き取れない。
当初は良い印象しかなく、ちょっと何言ってるかわからないなーと言うくらいだったのですが、徐々にこいつ変だぞと感じ始めました。
1. 夜中の独り言の中に度々聞こえる「Fxxx」や「Shit」と言った言葉。
→ん?聞き間違いか?
2. 我が家の室内犬に「Dog, please don’t shitting, can you stop shitting?」と急にブチ切れる。
→それは許してあげようよw
3. 家に着くといきなり「今日家にいたか」とすごい形相で問いただされた。
誰かが自分の部屋に入ったらしい。
→物騒だな。自分の部屋は大丈夫そうだ。
4. また聞かれた。また入られたらしい。窓や壁が濡れていたみたいで、誰かがやったと主張している。
→それは湿気なんじゃ.. 自分の部屋は当然大丈夫。
5. ある日彼の部屋に南京錠がつけられていた。常設の鍵との二重鍵に。
→...... !?
6. また誰か入ったとブチ切れて家具を蹴飛ばしていた。家を出る前はリモコンをフックにかけていたのが、帰ってきたら落ちていたらしい。
→はいはい。
7. 部屋のオーナーに電話でブチ切れ。
→1年一緒にいるけど、いまだに何言っているかわからない。
8. 帰って来ると毎日リビングのダイニングテーブルの卓上の写真を撮っている。
→これは近寄らない方が良さそうだ。
それ以来潔癖症か、心理的な何かではないかと怖くなり喋らなくなった。
これとは少し関係ないけど、香港のマンションでは日本人は綺麗に使うし、文句も言わないのでオーナーは割と快く受け入れてくれるケースが多いらしい。
一方欧米人はクレームが多いらしい。まさに隣人を見てるようだ。
どこの国にも少し変わった人はいるもんですね。
⑥海外で働いてみたいかも知れない【働き方編】
- 日本人マネジャーは社員みんながみんな全力で働かないといけないと思ってる。
- 全力で働かせる割に給料少ない。
- その人のキャパシティの120%で仕事をさせる。
- 米系企業は70%で考える、なぜならイレギュラーな事や至急の事柄に対して、残りのバッファですぐ対応できるようにするため。
- でも米系企業は高給。
- 香港企業でさえも、日本企業より社員を大事にする。
- 内部留保ばっかりで貯金ありまくりのくせに、社員に全く還元しない。200%とか達成しても対してボーナス他の人と変わらない。
⑤海外で働いてみたいかもしれない【生活編】
現地採用でそもそも生活やっていけんの?
ということで今回は香港での暮らしっぷりをまとめてみました。
先に結論を言うと、全くひもじい暮らしではないが、裕福ではない。といった感じです。
香港の駐在員生活コスト、世界2位に下落 – 香港ポスト | 香港日本語新聞
2017年のコンサルティング会社の調査によると香港の駐在コストは世界2位。
1位はシンガポール、東京は11位。
調査は200の項目でそれぞれの物価を集計しランク付けしたもの。
何と言ってもシンガポール、香港は ”家賃が高すぎる!”
これが全て駐在コストを押し上げる要因になっているのではと個人的には思います。
では家賃を含めた香港の月々の支出を大まかにみていきましょう。
1.家賃
当然ですが、住む環境によって金額は異なります。
また香港では日本ほど一人暮らしという概念がありません。というのも国土の狭い(東京23区くらい)香港は、日本のように大学で地方から東京に出て一人暮らし、というストーリーがそもそも成り立ちません。
大学も仕事も両親の家から通えます。しかもその方が経済的なので香港人のほとんどがいわゆる実家に住んでいます。
つまり一人暮らし向けのアパートは少ないです。
選択肢的にはルームシェア、1LDKくらいのマンションを借りるの2択です。
価格帯としてはこんな感じです。
ルームシェア: 5,000HKD~10,000HKD
マンション: 7,000HKD~15,000HKD
駐在員が住むようなマンション:15,000HKD~30,000HKD
私の周囲の現地採用の方は半々くらいでルームシェア、マンションで一人暮らしといった感じで、私はルームシェアしてます。
上でマンションと書きましたが、安いマンションは本当に見た目がひどく、トイレの便器の上にシャワーがあるといった日本人からは信じられないような環境で、こんなのに月日本円で10万以上も支払うのか、、と考えると馬鹿らしくなります。
*参考画像
シャワーのたびにトイレットペーパーびしょ濡れだろといつも思う..
その点ルームシェアは場所を選べば比較的安く、ジムプール付きの綺麗な新築マンションに住めます。
ちなみに住宅補助は支給していない企業が多いようすです。詳しく知りませんが。
2.食費
為替によって見え方は変わりますが、外食は東京より高い印象です。
外食は大体ローカル飲食店で40~50HKD、日本食とかに行くと60~100HKDくらいです。
ラーメン一杯80~90HKD。最近少し円高になりましたが、1HKD=14,5円で考えるとラーメン1杯に1000円平気で支払うということになります。
一方ローカル店は東京とそんなに絶対金額は変わりませんが、このレベルにこの金額を支払うのか、、とたまに悲しくなります。
「安いのに美味しい」が食べられるのは日本の素晴らしい所です。
香港は美味しい物を食べたければ高い金を払えといった価格設定な気がします。
僕は基本外食ですが、ローカル中心で生活していた時は月”4,000HKD~6,000HKD”くらいでした。
3.飲み代
飲みの選択肢としては大きく3つ。
1.香港のローカルレストラン
食事のため?の店でビールを飲んだり、好きな飲み物を持ち込んで楽しむことが多いです。多分100~200HKD/1人くらい
2.日式居酒屋
日本人が経営している、もしくは日本スタイルの居酒屋。
300~500HKD/1人くらいで高め
3.欧米スタイルのパブ、バー
日本では飲めない海外の生ビールが気軽に飲める。
300~500HKD/1人くらい
酒税が確か無いのでビールは結構安いです。あとローカル店なんかは持ち込みOKの店が多いです。持ち込み料200HKDとかかかったりしますが。
4.税金
香港は源泉徴収はありませんので、年末に一括で支払うスタイル。
約1ヶ月分の給与が税金として持っていかれると言われており、税金が払えず借金をする人も、それように少額ローンを提供している銀行も。
ダブルペイという給与体系を採用している企業が多く、12月に2ヶ月分の給与をもらうことができます。多くの人はこのダブルペイで税金を支払うようにしているようです。
5.その他
後は光熱費、インターネット等々ですが、ルームシェアなので家賃にインクルーシブです。こういう点もルームシェアのいい所ですね。
水道、電気、インターネットで多分1,000HKD~1,500HKDくらいですか、知りませんが。
後、病気の場合は選択肢として私立、公立があります。
私立は死ぬほど高いです。クリニックは1回300HKD~800HKDくらい。場所による。
公立は1日確か180HKDと決まっていて、どんな些細なけがだろうが、どんな重症で手術が必要になっても1日180HKD。
安っ! ただし死ぬほど並ぶ。ミニマム4時間。
会社によって医療保険有無や医療保険のカバー内容が異なるので、これは要チェックして方がいいです。
ちなみに僕のカンパニー保険は1回の診療で200HKDまではカバーしてくれますので、近くのクリニックで300HKD支払った場合、100HKDが個人の持出し分になります。
後面白いのが、鍼に対しても保険が効くので、病気じゃなくても鍼治療に保険を使っていってます。
なんとなく月最低”15,000KHD”給料もらっていれば、贅沢はできませんが最低限人間らしい生活ができそうですね。さらに”20,000HKD”あればあんまりお金の心配をしなくて生活ができそうです。
香港人の大卒初任給も大体15,000HKD~18,000HKDくらいみたいで、親と暮らしている香港人からすれば十分な給与ですね。
健康な20代であれば十分生活できると思いますので、投資と捉えて海外経験を糧に若くして給与高所得人材になりましょ。
④海外で働いてみたいかも知れない【働いてみた】
海外とは縁の無い生活を送っていたが、大企業を辞め海外で働くゆさまるのブログ
さあ、思えば海外で働きたいと香港で生活を始めてはや2年。
既に5年以上いるかのような、濃密な時間を過ごせています。
もともと海外で働きたいと思ったきっかけは、前職の会社は海外展開にこれから注力していきます。といった製造業などに比べたら比較的後発で海外進出を推し進めていました。
ある日の社内セミナーでグローバルでのビジネスがいかに増加して来ているのか、どういったトレンドがあるのか、などグローバルビジネスに関するセッションがあり、その中で”日本企業であろうとも、これらの企業が既に本社機能の全て、一部を海外に移し始めている”という話があり、その瞬間に自分の中で全てのモヤモヤがスーと腹に落ちていく、そんな音を聞きました。
思えば、在職中もずっと今後自分はどういったポジション(職種や役職では無い)で仕事をしたい、すべきなんだろう、あれじゃ無い、これじゃ無いと人知れず考え込んでいました。
自分はもしかしたらこういうことがしたいのかも知れない、いやこうかも知れないと、決してまとまることのなかった思いが一直線に結ばれた瞬間でした。
すなわち、
今後グローバル化はさらに加速する
→国の壁を超えて、世界から優秀な人材を獲得することが、グローバルで企業が生き残る一つの重要な要素になる
→例え海外に出て行かなくたって、国内の会社が次第にグローバル化するだろう
→自分の上司、部下、同僚が外国人になった時、果たして日本人は異次元の人たちと仕事をする、マネジメントをすることができるのだろうか
→海外で外国人と働く経験、ノウハウはこの時代になった時に間違いなく活きる
かくして、実際に働いてみたのですが、
グローバル化とともにテクノロジーも発展し、場所にとらわれない働き方が可能に?
→AIを利用した自動翻訳で大抵の仕事は母国語でできちゃう?
→よりドメスティックな方向に進むんじゃ無いの?
とまあ、別に海外で働いたからそう思ったわけでも無いのですが、そんな思いも時たま頭をよぎります。まあ結局はどっちもそんなに間違ってなくて、どっち側で自分は生きるかだけの話何ですよね。
まあそんな考えで海外に来て働いているわけですが、「結局のところどう言ったメリットがあるの!?」、「日本で働き続けるのと何が違うの??」、「で、メリットは??」てとこが知りたい方もいるかも知れませんので、自分なりに良かったこと、気をつけないといけないなと思うことを箇条書きで皆さんに共有します。
▼気をつけないといけないこと
⑴そもそもこういう話を聞く姿勢として、人間は自分のやってきたことを美化したがる生き物だ、誰も自分の選択を間違ったと思いたく無い、といったことを前提とする。
なので昔話をしているおっさんの話は8割減で聞かないといけないのです。
「昔はよくワルやってたからノーヘルで友達とバイク乗り回してたなー」なんて言ってるやつの実際は原付に乗ってる友達がいただけ、あるいはノーヘル自転車登校してただけなんです。
⑵海外に行っても日本人として生活余裕でできる
これは国にもよりますが、日本人が転職していけるような国には間違いなく、日本人が他にも住んでいます。そして日本人コミュニティがあります。
本気を出せば会社で日本人とばかりコミュニケーションをとり、日本人コミュニティでプライベートを過ごし、AEONなんかで買い物してご飯食べてると本当に日本と変わらない生活ができます。
何も知らない土地で過ごすのはやはり大変です。レストランでご飯を食べるだけでも、自分の意志が伝わらなかったり、日本と異なるルールで動く周囲に対し多少のストレスを感じながら生活することになります。
そんな時、同じ空気を持つ日本人の中に入ると心が安らぎます。
どうしても居心地の良い場所に居続けたくなります。でもそんな自分を押して、別の世界にも自分を持っていける、そんな心構えが必要です。
⑶現地人が働く日系海外現地法人は海外の会社で働いていることにはならない
なんとなく同僚が現地人になっていて、普段のコミュニケーションが英語、現地語、時たま仕事をしている時に感じる違和感をもって、外国人と海外で働いている気がしてしまいます。私も1年目はそうでした。
ただ日本とはかけ離れたコミュニティに入った瞬間、こういった気分は一瞬で吹き飛び、”結局は日本企業だな”と感じるようになりました。
結局上司が日本人だし、だいたいわざわざ日系企業に努めるような現地人は単に日本が好きなため、普段から日本よりです。あるいは彼らも若干は染まります。
そんな環境なので、日本の会社で働く、立ち居振舞うというスキルは海外でもいかせるのである意味馴染みやすいのですが、勘違いだけはしないように。
▼メリット
⑴まあこういう話をしだすとそれって海外じゃなくても学べるよねって話になってしまうのですが、言語です。
シンプルですが言語を話す機会が多いので必然的に上達します。
ただし上記の通り本気出せば言語なしでも生きれちゃうので、海外に来ただけで話せるようになるというのはあり得ません。私も苦労してます。
なので厳密にいうと、手の届きやすい所に機会がいっぱいあるということです。
⑵日本人の素晴らしさと外国人の素晴らしさがわかる
よく言われることを体験レベルで学んだのが、日本人は本当にチームワークがすごい。
外国人は10回言ってもやらないことを、日本人は1回言えばやります。チームのため、組織のためだという理由でやります。しかもみんなそれぞれがチーム、組織のことを考えて行動します。外国人(特に欧米系)の人で感じるのが、チームという概念はあまり関心はなく、あくまで個人のことを考えて行動します。
*長くなりそうなので、また別の記事として記載します。
まあ、これってかなり大事なことで、自分や自分達のストロングポイントが理解できないとマーケットで生き残れないわけですよね。何気にこの考え方を持てたのは自分の今後の働き方やキャリア形成に大きなプラスになると思います。
全然知らないですが、はあちゅうさんとかもの凄く意識してそう。
⑶転職というキーワードで行くと、見えないしがらみから離れ、全く違う目線で過ごせる
電通とかについて書かれたブログを以前拝見しましたが、こんな感じです。
別に私はエリート層ではないですが、変な、言葉にできない空気、しがらみからは完全に解き放たれました。
長くなってしまったので変なまとめ方ですが、どこいっても結局自分自身が変わらないと全く意味ないのですが、海外という比較的大きな変化は、自分の気持ちの持ち方、姿勢を外的要因から少し変えられるくらいの力はあると思いますので、思い切った気持ちで来られるのがいいかなと思います。
③海外で働いてみたいかも知れない【VISA取得編】
海外とは縁の無い生活を送っていたが、大企業を辞め海外で働くゆさまるのブログ
今回は内定後に待ち受けるVISAの取得についてご紹介します。
最初に、私はVISA取得を内定先の企業が代行してくれたので、申請自体をしたわけではありません。
そのため、厳密にいうと”VISA申請に必要な書類の準備”について記載してます。
⑴履歴書(英語)
こちらはそもそも転職活動の際に必要ですね。当然写真付きです。
英語版の履歴書は日本のようなある程度決まったフォーマットがあるわけではなくフリーフォーマットで記載していくことになります。
私はWordで作成しましたが、まずは1ページ目1/3~半分くらいまで個人情報、資格、経歴サマリを記載し、その後各職歴や経歴の詳細について触れていくことになります。
職歴が多い方は会社や経験職種ごとの区分けになるかも知れませんし、若い方は年度ごとの記載になるかと思います。
ポイントは
①わかりやすい成果
②プロフェッショナリティをシンプルに記載する
営業であれば数字の達成や新しい販路の拡大、プロモーション等々でしょうか。
単に面接のためというだけでなく、VISA申請時に「なぜ現地人ではなく日本人を採用する必要があるのか」ということを国に対して説明する必要があります。
そもそもどの国も自国民の雇用を守っていかないといけないため、高度なプロフェッショナリティを持った人材は自国のためにガンガン受け入れる一方、比較的多くに人にできるような仕事はなるべく自国民を採用してもらいたいというのが根底にあります。
そのためタイのように、外国人1人採用に対して、原則タイ人を4人雇うなんてルールもありまし、中国のように外国人のスキルに応じて特権を与える制度もあります。
ここでつまづくと、VISA申請 → 突き返される → 再申請… と長い道のりになってしまいますので、
(2)卒業証明書(英語)
こちらも英語です。個別に取り寄せる必要があります。大学にもよりますが、私は大学が遠かったので郵送で送ってもらうように依頼しました。2週間もあれば入手できます。
(3)在籍証明書(英語)
現在の会社で本当に働いているか証明するための書類です。
はい、会社に準備してもらわないといけません。この時点で「あ、こいつ転職するのか」とバレるかも知れませんので、取得のタイミングは慎重に行ってください。
私の場合は担当部署に直接システム上から申請できたので、おそらく身近な上司、同僚には何も気づかれていなかったはず。。
(4)資格証明書(英語があれば望ましい)
こちらは何か資格があればその証書を準備しましょう。
TOEICの点数とかが代表的でしょう。
(5)その他
私の時はそれ以外求められませんでしたが、国によってその他の書類を求められるかも知れません。
まとめ
VISA申請は内定後に行いますので、焦って準備する必要はありませんが、面接の時に準備をする必要がある書類もあったりするので、時間に余裕があれば準備しておくのもいいかも知れませんね。
ではでは、次回は「海外で働くということ」について更新していきまーす。
②海外で働いてみたいかも知れない【求人応募編】
今回はエージェントに登録し、求人に応募する流れを詳しく書いていく。
*大まかな流れは前記事を参照
求人を探せ!!
前記事でも書きましたがまずは転職エージェントに登録し、求人を探すことがあなたの転職活動の第一歩となります。それぞれ会社によって得意、不得意があるのですが、まずは海外転職の求人に力を入れていそうな所2−3社に登録しよう。
使っているうちに、自分の行きたい国ややりたいことにあったエージェントが自然と見つかってきます。
▼カモメアジア転職
アジアの求人が豊富に掲載されていて、特定の行きたい国がまだ決まっていない方にはオススメです。各国の特徴や給与、求められてる人材などがざっくり掴めます。
東/東南アジアの特徴としては、
香港、シンガポールは高い英語力が求められるケースが多いです。
シンガポールは公用語が英語ですし、香港人も大学を出ている方は当然のように英語が話せますので、殆どの企業の求人は英語ビジネスクラス必須となっております。
*高い英語力といっても、ネイティブのような発音でペラペラ話す必要が無く(というか多くの日本人はそのように話せない)、日本語英語でもいいので、中学生レベルの単語を駆使して、スムースに自信を持ってコミュニケーションができれば問題ありません。
金融やIT、飲食などのサービス業の求人が多く、逆に製造業は工場をその国に持っていない単なる調達拠点的な企業が多いため求人は少ないです。
タイは日本人からの絶大な人気を誇っているのと、製造業の進出が一服していますが、一定数の求人はあります。一方ベトナムは進出企業が急激に増加しており、一番求人が多い印象を受けました。いずれの国も製造業の求人、および製造業向けBtoBビジネスを展開している企業の求人が多い印象です。
英語は香港、シンガポールと比較するとそこまで求められず、TOEIC600点以上あれば最低限はあると思ってもらえますよ。
その他中国は独特で、中国語必須であるのと中国国内に日本語を話せる中国人が多いため新卒-3年の経験の浅い方にはハードルが高いかも知れません。
特に最近VISAの取得要件が変わり厳しくなったので、なおさら専門性の高い職業でないとVISAすらおりないということもありえます。
ちなみに香港、シンガポールも年々厳しくなってきており、駐在員であっても半年以上VISAがおりなかったという話もありますので、その点についても意識する必要があります。
▼リクルートエージェント
私は図らずして使い始めたのですが、かの有名なリクルートが運営するリクルートエージェント
実はカゴメ転職アジアの求人欄には様々なエージェントが求人票を載せているので、偶然リクルートが掲載していた求人に応募し登録する流れになりました。
私は最初にエージェントと方と現在の仕事内容や何故海外なのか、何がしたいのか等々15−30分程度、簡単に電話面談がありました。その後リクルートの方から私に合いそうな求人をいくつか紹介頂き、希望にそえば応募するという流れになります。
ブログを書いてて思い出しましたが、私リクルートで2,3件応募しましたが、全て書類先行で落ちてました。
現在働いている会社なんてまさにリクルート経由の時は書類選考で落ちて、時間を開けて他社経由の時は採用まで至ってますしね。
じゃあなんでお薦めとしてブログに書いてんだって話ですが、単純に対応が良かったです。
現職で自社の面接や採用プロセスに少し関わったことがありますが、単純にまずメールでエージェントから履歴書が送られてくるだけなので、担当者が忙しければ後回しになったり、その時の気分や状況によって履歴書の評価も変わってくるので、いかにエージェントが細やかにフォローできるかは重要な役割だと思います。
「履歴書には書かれてないですけど、こうこうこうで〜」なんて言われたら、「じゃあ一回会ってみるか」なんてことも無くはないですからね。
応募しよう!!
良い求人が見つかったら履歴書(日本語、英語)を準備しエージェントに応募しましょう。私は当時の英語の履歴書を見ると恥ずかしくなるくらいデタラメな英語でしたが、日系企業であれば同じ日本人が見ることが多いので、特に問題にはならないと思います。*そもそも私の英語履歴書は見てたのかな。。
上にも書きましたが、本当に履歴書しか見てないので、少なくとも会ってみたいと思わせる内容をしっかり記載してないと”ふーん”で流されます。
面接!!
基本的に重要なのはこの2つ”なんで海外で働きたいの?”、”あなた何ができるの?”
これに対する答えを自分の中に持っていれば、後は合う合わないの世界ではないかと思います。一方タイミングも本当に大事で、たまたま人が抜けたタイミングや、たまたま先に面接した人を採用したから見送られるとかあります。
私は当初シンガポールで働きたいと思って面接を3,4社受けましたが、英語がネックでことごとく不採用でした。やっぱりある程度英語勉強してから再度挑戦しようかな…と考えてた時、エージェントの方から「英語は現地に行けばなんとかなるから、とにかく面接ではその思いを伝えて、チャンスは全部拾っていくのが大事なんですよ」と熱くアドバイス頂いたことで息を吹き返し、その後内定をもらいました。
上で高い英語がどうと書きましたが、やる前に諦めないでとにかくチャレンジして下さい。
〜〜VISA取得編に進む〜〜
①海外で働いてみたいかも知れない【海外転職編】
海外への転職活動も通常の転職活動と変わらない。
①転職サイトに登録する
②気になる求人に応募
③面接数回
④内定
と4STEPで海外に行くことができる
今回は自分の経験から、それぞれ細かく説明します。
①転職サイトに登録する
当たり前ですね、海外転職に特化した転職サイトがあるので、まずはそこに登録し、どういった仕事が求められているのか、給与情報、その国の情報など収集しましょう。
ちなみに僕が使っていたのは。
▼カモメアジア転職
アジアの求人が豊富に掲載されていて、特定の行きたい国がまだ決まっていない方にはオススメです。各国の特徴がざっくり掴めます。
▼リクルートエージェント
こちらもアジアの求人を各国ごとに検索できます。
登録すると、各国のリクルートの営業マンから連絡があり、まずはSkypeなんかで話をしてから、希望に沿った求人を紹介してくれます。
カモメアジアの方が気軽に応募できたりしますが、より自分に合った求人を紹介してくれたり、当然ネットにはでてこない求人(非公開求人は良かったりするらしい)も紹介してくれます。
また、採用に至るまでは本人と会社のマッチングだけではなく、エージェントのフォローアップの力も重要になってきますよ。
▼その他各国に特化した求人サイトもあります(例)
最終的に僕はフリーで活躍しているエージェントの方にお世話になりました。
WEBサイトの情報は少なく、怪しかったのですが、思い切ってコンタクトしてみた所、非常に親身になって話を聞いて頂き、励まして頂きました。
仕事をしながらの転職活動は大変なので、必ず「別に今のままでもいいかな…」と思うタイミングがありますが、初心忘れず、会ったこともないエージェントの方から電話で励まされながら、転職に成功することができました。
良い求人、エージェントと出会えるのは縁なので、色々と拘らずに進めてください。
②気になる求人に応募
多くの方は業界、企業名、職種、待遇をみて「応募しようかな」となるかと思います。
はい、それでいいと思います。
それ以外特に決断するポイントはありません。
通常の国内転職でさえ、色々なことを考え、何度も「これでいいのだろうか」と思い悩むことはあると思いまが、まして海外転職はなおさらです。
そんな時に必要以上に情報量を取得しようとすることは転職活動のモチベーションを下げることにしか繋がりません。
そもそも、今と違う環境に行くと人が考える時、必ず「現在の環境」と変えた先にある「未来の環境」とを比較してしまいます。
そして十中八九今の環境の方が良いという判断になります。
当然ですが、今の環境の方が持っている情報量が圧倒的に異なるからです。
適度な情報収集実施後、後は自分の決断や考えを後押ししてくれる人や情報と触れるように自分を持って行くことは重要だと思います。
③面接
通常は2−3回程度行われ、最終面接は意志確認、本気度の確認のため現地で行われることも多いです。
国によっては英語での面接も控えておりますが、”全く無し”から”すべて英語”とその企業がどれだけその国にローカライズされているかによって、求められるレベルが異なります。
まずはエージェント経由で履歴書を送ってもらい、書類選考を通過すれば1週間以内くらいにSkypeで面接、合格の場合翌日くらいには連絡が入り、次の面接がまた1週間以内に行われるといった形でどんどん進み内定まで早くて2−3週間で決まることもあります。
④内定
最終面接の際に内々定を貰えばその後は給与の交渉やいつから働けるかといった交渉になります。
内定後肝心なのがVISAの取得です。
たいていの企業はVISA取得サポートをしてくれますので、(というか、サポートしてくれる会社を選んだ方が良い)内定後VISA申請へと進みます。
応募者としては、英語での大学卒業証書や会社の在籍証明書(英語)、履歴書をVISA取得用に編集し、後は会社側で申請手続きをしてもらいます。
1ヶ月程度はかかるようですが、遅い人で半年、という方もいらっしゃいました。
VISAがおりれば、出国の手続きを粛々と行うのですが、長くなってしまったのでここら辺の話は個別にやります。
今度からは1000字-1500字以内くらいにおさめよう。。