東アジアブログ

海外で働く20代

海外生活のワナ

 

僕らは英語でコーヒーもまともに頼めない。ーマンガで読む 海外生活で知っておきたい61のこと

僕らは英語でコーヒーもまともに頼めない。ーマンガで読む 海外生活で知っておきたい61のこと

 

 

久しぶりの更新になってしまった。

こんな細々とやってるブログでも見て下さる方がいることが励みになります。

 

「今回は海外生活のワナ」ということで憧れの海外生活、海外在住者は基本的に良いことしか言いませんので、あえて気をつけないといけないことを紹介します。

 

1. 病院高い問題

2. ご飯は日本が一番問題

3. 出国時の税金問題

 

1. 病院高い問題

これは当然国によりけり何ですが、日本は国民皆保険なので全員が全員簡単に安く病院にいけます。これは本当に素晴らしい制度だなと海外に行って気づいたとともに、良い制度すぎてみんな病院行き過ぎなんじゃないかと思ったりもしてます。

 

香港を例にとってみると、パブリック病院と私立病院の2パターン大きくあって、

パブリック病院は1日160HKD (日本円で2400円くらいですか)でいけます。

面白いのはどんな病気、薬の提供、手術に関わらず1日160HKDです。

 

僕の友人は足を骨折して手術をしましたが、2日で退院となりオクトパスカード

(日本でいうSuica)で支払っていました。

 

しかもパブリック病院の医療技術は非常に高いと言われています。

これだけだと「かなり良いじゃん!!」と思われるかもしれませんが、実は大きな難点があって、”とにかく待ちます。”

緊急で入っても4時間待つとかは当たり前、緊急度に応じて順番の優先度が変わるので、ただの風邪で病院に行こうものなら1日中待つ羽目になりそうです。

 

一方私立病院はこれまた極端で、風邪の診察であっても1回1,000HKD程度かかります。

個人や企業の福利厚生としての医療保険に入っていない人はオプションにすら入らないですね。

 

実際風邪レベルであれば、クリニックで300HKD(4,500円くらい)で受診できますが。

 

香港だと東洋医学も盛んなので、漢方や整体、鍼が比較的リーズナブルな価格で受けられますので、広東語や北京語話せる方はうまく活用できれば生活が充実すると思いますよ!

 

2. ご飯は日本が一番問題

これはそのままなのですが、日本人だからかやっぱりご飯は日本が一番美味しいです。

あの世界的大都市東京ですらワンコインで充実したランチを食べられますから、本当に日本はすごいなと思います。

*その裏にデフレや外国人労働者、過酷労働、添加物だらけ等々あると思うともう少し高くてもいいのかなと思ったり。

 

僕は香港式ランチにはとっくに飽きてしまったので、日本料理屋ばっかり行ってしまってますね。丸亀製麺とかラーメン美味しいですから。

 

3. 出国時の税金問題

実は出国するだけで税金多く持ってかれます。

特に住民税。日本に住んでる人は知らず知らずのうちに毎月住民税を2,3万程度支払っているのですが、これは昨年の収入に応じた税金学を月額にして支払うもので、いざ出国となると、1年間でまだ支払っていない分を支払わないといけなくなります。

僕が出国するときは20万-30万近く支払わなくてはなりませんでした。

 

関係ないですが、出国手続きをしているといかにサラリーマンが大量の税金を支払っているかが本当によくわかります。社会保険、年金、住民税...

うまく天引きで隠されてますが、年間100万円はゆうに持ってかれてますので。

加えて高い消費税に酒税、固定資産税、投資には40%..

 

香港は1年間で収入の10-16%を支払うだけで済みます。

しかもなんだかんだ政府が今年の税金は少なくても良い、という謎のキャンペーンをやったりするので、僕は昨年の税金は7万円くらいでした。

 

今回はあえて海外生活の注意点を記載しましたが、普通に海外は最高の体験ができるので、若くして海外に移住することは全力でオススメです。

 

 

海外で働いてみたいかも知れない【変な隣人】

海外とは縁の無い生活を送っていたが、大企業を辞め海外で働くゆさまるのブログ

 

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今回はルームメイトの変な隣人について。

 

変な隣人、30半ばくらい、アイルランド出身。

僕が持っていた欧米人のイメージとは違ってかなり綺麗好き。

よく話し、穏やかな印象。訛りのせいで英語は全く聞き取れない。

「How was the day」すら聞き取れない。

 

当初は良い印象しかなく、ちょっと何言ってるかわからないなーと言うくらいだったのですが、徐々にこいつ変だぞと感じ始めました。

 

1. 夜中の独り言の中に度々聞こえる「Fxxx」や「Shit」と言った言葉。

  →ん?聞き間違いか?


2. 我が家の室内犬に「Dog, please don’t shitting, can you stop shitting?」と急にブチ切れる。

  →それは許してあげようよw

 

3. 家に着くといきなり「今日家にいたか」とすごい形相で問いただされた。

誰かが自分の部屋に入ったらしい。

  →物騒だな。自分の部屋は大丈夫そうだ。

 

4. また聞かれた。また入られたらしい。窓や壁が濡れていたみたいで、誰かがやったと主張している。

  →それは湿気なんじゃ.. 自分の部屋は当然大丈夫。


5. ある日彼の部屋に南京錠がつけられていた。常設の鍵との二重鍵に。

  →...... !?


6. また誰か入ったとブチ切れて家具を蹴飛ばしていた。家を出る前はリモコンをフックにかけていたのが、帰ってきたら落ちていたらしい。

  →はいはい。

 

7. 部屋のオーナーに電話でブチ切れ。

  →1年一緒にいるけど、いまだに何言っているかわからない。

 

8. 帰って来ると毎日リビングのダイニングテーブルの卓上の写真を撮っている。

  →これは近寄らない方が良さそうだ。


それ以来潔癖症か、心理的な何かではないかと怖くなり喋らなくなった。

 

これとは少し関係ないけど、香港のマンションでは日本人は綺麗に使うし、文句も言わないのでオーナーは割と快く受け入れてくれるケースが多いらしい。
一方欧米人はクレームが多いらしい。まさに隣人を見てるようだ。

 

どこの国にも少し変わった人はいるもんですね。

 

⑤海外で働いてみたいかもしれない【生活編】

現地採用でそもそも生活やっていけんの?

 

ということで今回は香港での暮らしっぷりをまとめてみました。

先に結論を言うと、全くひもじい暮らしではないが、裕福ではない。といった感じです。

 

香港の駐在員生活コスト、世界2位に下落 – 香港ポスト | 香港日本語新聞

 

2017年のコンサルティング会社の調査によると香港の駐在コストは世界2位。

1位はシンガポール、東京は11位。

調査は200の項目でそれぞれの物価を集計しランク付けしたもの。

 

何と言ってもシンガポール、香港は ”家賃が高すぎる!”

これが全て駐在コストを押し上げる要因になっているのではと個人的には思います。

 

では家賃を含めた香港の月々の支出を大まかにみていきましょう。

 

1.家賃

当然ですが、住む環境によって金額は異なります。

また香港では日本ほど一人暮らしという概念がありません。というのも国土の狭い(東京23区くらい)香港は、日本のように大学で地方から東京に出て一人暮らし、というストーリーがそもそも成り立ちません。

大学も仕事も両親の家から通えます。しかもその方が経済的なので香港人のほとんどがいわゆる実家に住んでいます。

 

つまり一人暮らし向けのアパートは少ないです。

選択肢的にはルームシェア、1LDKくらいのマンションを借りるの2択です。

価格帯としてはこんな感じです。

 ルームシェア: 5,000HKD~10,000HKD

 マンション: 7,000HKD~15,000HKD

 駐在員が住むようなマンション:15,000HKD~30,000HKD

 

私の周囲の現地採用の方は半々くらいでルームシェア、マンションで一人暮らしといった感じで、私はルームシェアしてます。

上でマンションと書きましたが、安いマンションは本当に見た目がひどく、トイレの便器の上にシャワーがあるといった日本人からは信じられないような環境で、こんなのに月日本円で10万以上も支払うのか、、と考えると馬鹿らしくなります。

 

*参考画像

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シャワーのたびにトイレットペーパーびしょ濡れだろといつも思う..

 

その点ルームシェアは場所を選べば比較的安く、ジムプール付きの綺麗な新築マンションに住めます。

 

ちなみに住宅補助は支給していない企業が多いようすです。詳しく知りませんが。

 

2.食費

為替によって見え方は変わりますが、外食は東京より高い印象です。

外食は大体ローカル飲食店で40~50HKD、日本食とかに行くと60~100HKDくらいです。

ラーメン一杯80~90HKD。最近少し円高になりましたが、1HKD=14,5円で考えるとラーメン1杯に1000円平気で支払うということになります。

一方ローカル店は東京とそんなに絶対金額は変わりませんが、このレベルにこの金額を支払うのか、、とたまに悲しくなります。

「安いのに美味しい」が食べられるのは日本の素晴らしい所です。

香港は美味しい物を食べたければ高い金を払えといった価格設定な気がします。

 

僕は基本外食ですが、ローカル中心で生活していた時は月”4,000HKD~6,000HKD”くらいでした。

 

3.飲み代

飲みの選択肢としては大きく3つ。

 

1.香港のローカルレストラン  

食事のため?の店でビールを飲んだり、好きな飲み物を持ち込んで楽しむことが多いです。多分100~200HKD/1人くらい

 

2.日式居酒屋

日本人が経営している、もしくは日本スタイルの居酒屋。

300~500HKD/1人くらいで高め

 

3.欧米スタイルのパブ、バー

日本では飲めない海外の生ビールが気軽に飲める。

300~500HKD/1人くらい

 

酒税が確か無いのでビールは結構安いです。あとローカル店なんかは持ち込みOKの店が多いです。持ち込み料200HKDとかかかったりしますが。

 

4.税金

香港は源泉徴収はありませんので、年末に一括で支払うスタイル。

約1ヶ月分の給与が税金として持っていかれると言われており、税金が払えず借金をする人も、それように少額ローンを提供している銀行も。

ダブルペイという給与体系を採用している企業が多く、12月に2ヶ月分の給与をもらうことができます。多くの人はこのダブルペイで税金を支払うようにしているようです。

 

5.その他

後は光熱費、インターネット等々ですが、ルームシェアなので家賃にインクルーシブです。こういう点もルームシェアのいい所ですね。

水道、電気、インターネットで多分1,000HKD~1,500HKDくらいですか、知りませんが。

後、病気の場合は選択肢として私立、公立があります。

私立は死ぬほど高いです。クリニックは1回300HKD~800HKDくらい。場所による。

公立は1日確か180HKDと決まっていて、どんな些細なけがだろうが、どんな重症で手術が必要になっても1日180HKD。

安っ! ただし死ぬほど並ぶ。ミニマム4時間。

会社によって医療保険有無や医療保険のカバー内容が異なるので、これは要チェックして方がいいです。

ちなみに僕のカンパニー保険は1回の診療で200HKDまではカバーしてくれますので、近くのクリニックで300HKD支払った場合、100HKDが個人の持出し分になります。

後面白いのが、鍼に対しても保険が効くので、病気じゃなくても鍼治療に保険を使っていってます。

 

なんとなく月最低”15,000KHD”給料もらっていれば、贅沢はできませんが最低限人間らしい生活ができそうですね。さらに”20,000HKD”あればあんまりお金の心配をしなくて生活ができそうです。

 

香港人の大卒初任給も大体15,000HKD~18,000HKDくらいみたいで、親と暮らしている香港人からすれば十分な給与ですね。

 

健康な20代であれば十分生活できると思いますので、投資と捉えて海外経験を糧に若くして給与高所得人材になりましょ。