東アジアブログ

海外で働く20代

④海外で働いてみたいかも知れない【働いてみた】

海外とは縁の無い生活を送っていたが、大企業を辞め海外で働くゆさまるのブログ

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さあ、思えば海外で働きたいと香港で生活を始めてはや2年。

既に5年以上いるかのような、濃密な時間を過ごせています。

 

もともと海外で働きたいと思ったきっかけは、前職の会社は海外展開にこれから注力していきます。といった製造業などに比べたら比較的後発で海外進出を推し進めていました。

ある日の社内セミナーでグローバルでのビジネスがいかに増加して来ているのか、どういったトレンドがあるのか、などグローバルビジネスに関するセッションがあり、その中で”日本企業であろうとも、これらの企業が既に本社機能の全て、一部を海外に移し始めている”という話があり、その瞬間に自分の中で全てのモヤモヤがスーと腹に落ちていく、そんな音を聞きました。

 

思えば、在職中もずっと今後自分はどういったポジション(職種や役職では無い)で仕事をしたい、すべきなんだろう、あれじゃ無い、これじゃ無いと人知れず考え込んでいました。

自分はもしかしたらこういうことがしたいのかも知れない、いやこうかも知れないと、決してまとまることのなかった思いが一直線に結ばれた瞬間でした。

 

すなわち、

今後グローバル化はさらに加速する

→国の壁を超えて、世界から優秀な人材を獲得することが、グローバルで企業が生き残る一つの重要な要素になる

→例え海外に出て行かなくたって、国内の会社が次第にグローバル化するだろう

→自分の上司、部下、同僚が外国人になった時、果たして日本人は異次元の人たちと仕事をする、マネジメントをすることができるのだろうか

→海外で外国人と働く経験、ノウハウはこの時代になった時に間違いなく活きる

 

かくして、実際に働いてみたのですが、

グローバル化とともにテクノロジーも発展し、場所にとらわれない働き方が可能に?

→AIを利用した自動翻訳で大抵の仕事は母国語でできちゃう?

→よりドメスティックな方向に進むんじゃ無いの?

 

とまあ、別に海外で働いたからそう思ったわけでも無いのですが、そんな思いも時たま頭をよぎります。まあ結局はどっちもそんなに間違ってなくて、どっち側で自分は生きるかだけの話何ですよね。

 

まあそんな考えで海外に来て働いているわけですが、「結局のところどう言ったメリットがあるの!?」、「日本で働き続けるのと何が違うの??」、「で、メリットは??」てとこが知りたい方もいるかも知れませんので、自分なりに良かったこと、気をつけないといけないなと思うことを箇条書きで皆さんに共有します。

 

▼気をつけないといけないこと

⑴そもそもこういう話を聞く姿勢として、人間は自分のやってきたことを美化したがる生き物だ、誰も自分の選択を間違ったと思いたく無い、といったことを前提とする。

なので昔話をしているおっさんの話は8割減で聞かないといけないのです。

「昔はよくワルやってたからノーヘルで友達とバイク乗り回してたなー」なんて言ってるやつの実際は原付に乗ってる友達がいただけ、あるいはノーヘル自転車登校してただけなんです。

 

⑵海外に行っても日本人として生活余裕でできる

これは国にもよりますが、日本人が転職していけるような国には間違いなく、日本人が他にも住んでいます。そして日本人コミュニティがあります。

本気を出せば会社で日本人とばかりコミュニケーションをとり、日本人コミュニティでプライベートを過ごし、AEONなんかで買い物してご飯食べてると本当に日本と変わらない生活ができます。

何も知らない土地で過ごすのはやはり大変です。レストランでご飯を食べるだけでも、自分の意志が伝わらなかったり、日本と異なるルールで動く周囲に対し多少のストレスを感じながら生活することになります。

そんな時、同じ空気を持つ日本人の中に入ると心が安らぎます。

どうしても居心地の良い場所に居続けたくなります。でもそんな自分を押して、別の世界にも自分を持っていける、そんな心構えが必要です。

 

⑶現地人が働く日系海外現地法人は海外の会社で働いていることにはならない

なんとなく同僚が現地人になっていて、普段のコミュニケーションが英語、現地語、時たま仕事をしている時に感じる違和感をもって、外国人と海外で働いている気がしてしまいます。私も1年目はそうでした。

 

ただ日本とはかけ離れたコミュニティに入った瞬間、こういった気分は一瞬で吹き飛び、”結局は日本企業だな”と感じるようになりました。

 

結局上司が日本人だし、だいたいわざわざ日系企業に努めるような現地人は単に日本が好きなため、普段から日本よりです。あるいは彼らも若干は染まります。

そんな環境なので、日本の会社で働く、立ち居振舞うというスキルは海外でもいかせるのである意味馴染みやすいのですが、勘違いだけはしないように。

 

▼メリット

⑴まあこういう話をしだすとそれって海外じゃなくても学べるよねって話になってしまうのですが、言語です。

シンプルですが言語を話す機会が多いので必然的に上達します。

ただし上記の通り本気出せば言語なしでも生きれちゃうので、海外に来ただけで話せるようになるというのはあり得ません。私も苦労してます。

なので厳密にいうと、手の届きやすい所に機会がいっぱいあるということです。

 

⑵日本人の素晴らしさと外国人の素晴らしさがわかる

よく言われることを体験レベルで学んだのが、日本人は本当にチームワークがすごい。

外国人は10回言ってもやらないことを、日本人は1回言えばやります。チームのため、組織のためだという理由でやります。しかもみんなそれぞれがチーム、組織のことを考えて行動します。外国人(特に欧米系)の人で感じるのが、チームという概念はあまり関心はなく、あくまで個人のことを考えて行動します。

*長くなりそうなので、また別の記事として記載します。

 

まあ、これってかなり大事なことで、自分や自分達のストロングポイントが理解できないとマーケットで生き残れないわけですよね。何気にこの考え方を持てたのは自分の今後の働き方やキャリア形成に大きなプラスになると思います。

全然知らないですが、はあちゅうさんとかもの凄く意識してそう。

 

⑶転職というキーワードで行くと、見えないしがらみから離れ、全く違う目線で過ごせる

電通とかについて書かれたブログを以前拝見しましたが、こんな感じです。

別に私はエリート層ではないですが、変な、言葉にできない空気、しがらみからは完全に解き放たれました。

toianna.hatenablog.com

長くなってしまったので変なまとめ方ですが、どこいっても結局自分自身が変わらないと全く意味ないのですが、海外という比較的大きな変化は、自分の気持ちの持ち方、姿勢を外的要因から少し変えられるくらいの力はあると思いますので、思い切った気持ちで来られるのがいいかなと思います。