東アジアブログ

海外で働く20代

昭和的企業、日本の限界

tenshock.biz

久々に大企業の老害的な記事を見た。しかも彼らの事情やそうならざるをえない背景といった全くのサポートも無く、ストレートに彼ら、企業の駄目さが書かれている。

 

若者の部類に入る僕も、なんとなくそうなんだろうなと思う点が多いが、実際NECで働いたこともないし、知り合いもいないので内実はよく分からない。

でもこれって日本の一部上場企業で歴史のある企業であればどこも共通してるんじゃないかなといろんな会社のマネージャー層の人たちや顧客と会話してて思った。

 

金融や製造業といったいわゆる昭和時代に高度経済成長期の日本を引っ張ってきた会社は似たような特徴がある気がする。

よくある話、昔は終身雇用だったから、新卒を安い賃金で死ぬほど働かせて、その代わり会社にいれば安泰で、庭付き一軒家に住めるいい暮らしを定年まで保証する。

 

今はといえば役職は詰まって、大量に余った40代の人々が愚痴りながら働いてて夢は無い。安い賃金で死ぬほど働かせようとしたら労働規制の強化でできなくなってきて、現状の組織体型や昭和のマネージャには策が無い。

挙げ句の果てに仕事が無いだけのマネージャーが「いつまでも残って仕事してる奴は仕事できない」などといって膨大な仕事を抱える現場の人間を理解なく帰らせシャドウ残業が増える。

 

既存のビジネスはITスタートアップにディスラプトされていく。

当然ディスラプトは一気にくるのでは無く、気づかない内にじわじわと忍び寄り気付いた時には手遅れといった様相で進む。

自分達のビジネスがディスラプトされるとは夢にも思わない、もしくは自分達には関係ないと思ってる頭の固いマネージャー以上は危機感すら出すことはない。

 

割に合わない仕事でこの会社がやばいと思い始めた人は給与の良い外資系や楽しそうなスタートアップに転職、危機感は感じつつも行動に移せない決断力、主体性のない人だけが会社に残る。

 

銀行に勤めていた人が「銀行で普通に働いている人は他の会社で全く使えない。」と30半ばで転職した。

 

トヨタに勤めていた人が「結果を出しても評価されない。」と20代で転職した。

 

そんな企業達のために日本は税金を使って人口減少というトレンドを全く無視した公共投資、ODA、全く使い物にならないマイナンバーで食わせている。

 

なんか暗くなってしまった。

僕は道を外れ、自分が楽しいと思うことを楽しくやってて幸せだからいいけど。

おせっかいだからこんな茶番早く辞めてみんな幸せになろうよと思っている。