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海外で働く20代

間違った会社選びで海外チャレンジを失敗させない方法 - 海外転職

 海外とは縁の無い生活を送っていたが、大企業を辞め海外で働くゆさまるのブログ
 
海外転職は、どこの国に行くか、はかなり重要ですが、当然ながらどの企業で働くかということがとても重要です。
国内での転職であれば転職先企業に対してしっかり情報収集をして、どんな仕事ができるのか、待遇、などをよくよく事前に確認するかと思いますが、こと海外転職については、海外現地法人がどういった仕事をしているのかイメージを持ちづらいということから、転職先企業に対する事前リサーチや事前確認がどうしても甘くなってしまいます。
 
今回は僕の個人的な経験から、気をつけたいアイテムをシェアしたいと思います。
*日系現地法人への転職についてです。
 
1. 言語
海外を希望する理由として"英語やその国の言語を習得したい"という方は多いかと思います。
なんとなく、海外に行くと自然と英語が話せるようになるイメージを僕は持っていましたが、現実はそんなことなく、当然ですが日々勉強をしてなんとかキャッチアップをはかっています。
 
まず前提として、海外にいても語学はそれぞれ勉強する必要があります。
一方で、日本にいる時よりも圧倒的に優位な環境、「外国人が身近にいて、外国語を使う機会が多い」これをいかに日常に取り込めるか、つまり「会社でも外国語を使う必要のある仕事かどうか」が重要なポイントとなってきます。
 
香港を例にとってみると、日系企業は基本的に日系企業向け/自社向けにビジネスをしています。
その中で日本人を採用する理由は、日本人でないと駄目、もしくは望ましい仕事だからです。例えば、日系企業の日本人向けに営業、販売をする仕事や日本人向けにサービス、サポートを提供する仕事、日本人マネージャーの秘書などなど日本語が話せる現地人には無い”日本人らしさ”を求められているケースが多いです。
わざわざ現地人より給与の高い日本人を雇う理由はありません。
 
もうおわかりかと思いますが、このケースでは日本語がメインの言語になってしまいます。
 
海外行く前は「海外行くの?すごーい^^」、「え!?じゃあ英語でずっと仕事してるの??かっこい〜」を夢みてましたが、入る企業によっては180度違って、逆に海外にいる日本人だからこそ、日本以上に日本人らしさを求められたりします。
実際、「そんな..日本的な事が嫌で海外に来たのに..」を経験して1年を待たず帰っていった人を知ってます。
 
では僕はどうなのかというと、仕事上日本語と英語は半々くらいで使います。
例えば製造業や商社であれば、仕入先や工場で働く現地人と頻繁にコミュニケーションする必要があるケース、エンジニアが現地人で密なコミュニケーションが必要、といったケースでは、英語を使う良い機会となります。
一方会社によって、要所要所で日本語を話せる香港人を採用しており、結局日本語で会話すると言ったことも十分起こり得ります。
 
「海外で外国語をどんどん使って仕事をしたい」という方は、面接時に外国語を使う割合を聞いてみてみましょう。
 
2.上司
僕はあったことありませんが、現地採用でやってくる日本人は扱いやすい労働力として見ているマネージャーも存在します。現地人と違って独特の空気を読めるし、何も言わずとも真面目に働いてくれるので扱いやすい人材です。その上駐在でないので、本社で再び仕事をすることも無く、本社への繋がりもないので、変なレポートを上げられることもない、悪い様にすれば非常に使い勝手の良い人材です。
 
正直面接で良し悪しを判断するのは非常に難しいのですが、自分の中で1つか2つ、判断するための質問を準備し、回答に応じた判断基準を準備しておきましょう。
 
僕の場合は「現地採用の日本人に何を求めているのか」という質問と、「どういう事を貴社に期待しているか」をしっかり伝えて理解してもらうというプロセスを踏むようにしてました。
 
3.仕事
最後になりますがこれは当然ですね。
自分のキャリアを考えた上で転職先を決定しないといけないのは海外、日本でも同じです。
考え方は色々ありますが、僕は転職前と同じ業界、仕事を転職先でも選択しました。
ただでさえ新しい環境に入るので、新しい仕事であまり躓きたくない、英語や海外での経験といった点によりフォーカスできるように、という判断でした。
おかげで転職後は元々のスキルを十分に活かす事ができ、仕事で成功をおさめ、新しい事への挑戦もやりやすい環境になったので、この判断は正解だったなと思ってます。
 
もちろん、現地法人は人材が恒常的に不足していたりもするので、新しい事に挑戦したい人にとって、ジョブチェンジはそこまで難しくないケースも多いですので、海外転職でキャリアチェンジができるのは、海外転職ならではかも知れません。
 
 
最後に、、
 
重要なのは海外に行く目的をしっかりと持つこと
忙しい仕事をこなしながら転職活動をしている時、「なぜ転職活動をしているのか」、「今の会社でもいいんじゃないだろうか」といった必ず浮き出てくる不安や疑問に打ち克つために重要です。
また転職後、ふと「自分はなぜ海外に出て来たのか」、「転職前に想像していた事が出来ているのだろうか」と振り返った時のホームベースになり、自分の指針を正してくれます。
 
初心を忘れず、これから海外を目指している方は頑張って下さい。世界で待ってます。
 

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